よくある質問

Questions and answers.

観賞魚を飼育するに当たって特に初心者がやってしまうミス・間違いをよくある質問として紹介します。
こんなことが掲載されていたら役立つのではないかなどのご意見もどしどしメールにてお寄せください。



疑問1、水合わせはどの位すればいいか?
まず「水合わせ」とはどのようなことかを確認しておきましょう。水合わせとは購入してきた魚を水槽に入れる際袋のまましばらく自分の水槽の水につけて袋の中の水温と自分の水槽の水温を同じにしておくことです。こうすることによって魚を水槽に放す際に水温の急変が魚にもたらすショックが和らぐのです。ではこの水合わせ、いったいどのくらいの間つけておけばよいのでしょうか? よくショップや専門書には20分から30分といいますが、珍カラ大好きの経験ではそれでは足りないと思います。ショップで魚を入れてくれる袋は酸素が入っているのですが、この酸素は通常のサイズの袋で平均24時間もちます。従って長い間つけていても大丈夫なのです。珍カラ大好きの場合、1時間から1時間半つけています。それから魚だけをすくい出し、水槽に放します。ここでさらに水質を合わせるため袋の水も入れる方がおられますが、 袋の中の水、すなわちショップの水に病気の菌が入っていることがあるのでディスカスなどの神経質な魚でない限りはできるだけ袋の水は水槽に入れないほうが良いと思います。

疑問2、グッピーを飼ってきて水槽に入れたらすぐに死んでしまった。
グッピーはショップにいるときは元気そうに見えても自分の水槽に入れると突然、死んでしまうことがよくあります。このようなグッピーの死はシンガポールなどの東南アジア産の「輸入グッピー」に特によくみられます。原因としては以下のことが考えられます。
1、輸入グッピーは日本に輸入されるまでの過程での扱いがコスト削減のためかなりザツです。従って衰弱している個体が多いのです。
2、輸入の過程でグッピーの体に傷がつき、そこから細菌が入り病死ということもあります。
上記のようなグッピーの死をできるだけ防ぐために
・ショップに入荷してから数週間経っても元気なものを自分で選ぶ。
・盛んに雄が雌を追いかけている個体を選ぶ。
・傷がなく、体色につやのある個体を選ぶ。
・輸入グッピーは購入しない。(→国産グッピーを買う。)

などの配慮が必要です。ただしこのように気を使っても死亡することを完全には避けることはできませんのであらかじめ数ペア購入するのも1つの手でしょう。この場合、元気で強い個体だけが生き残ります。



疑問3、よいショップの選び方。
一言で観賞魚ショップといっても色々なショップがあります。ここで重要なのはよいショップ、すなわち本当に信頼できるショップを見つけることです。では本当によいショップとはどのようなショップなのでしょう?まずバイトのスタッフばかりが働いているショップは知識が欠けていることが多いことからよいショップからは基本的に外れます。次にショップのスタッフに簡単な質問をして見ましょう。(ただし質問の答えは自分がわかっているもので。)そしてショップのスタッフの答えがあやふやな場合はそのショップもやはりよいとはいえません。また管理が行き届いていないショップもだめな例の1つです。前記のようなショップでないところを探しましょう。最近はショップのスタッフのマニア化が進んだといわれ、よきショップが増えてきていることは確かです。しかし一部のショップのみ、まったく知識がない、間違ったアドバイスを行うなどの適切でない所があります。とくにビギナーの方は何か失敗したときに本当に頼れるショップを見つけること、それが観賞魚飼育成功の道への大きな1歩だと思います。



疑問4、魚購入時の失敗しない選び方。
魚をショップで購入してきて自分の水槽に入れて数日後、病気が大発生など購入の失敗は初心者に限らず多くの人がしてしまうミスです。しかしこのミスは簡単に防ぐことができます。購入時の魚の選び方にさえ、気をつければ・・・。 まずショップの人が選んで掬う魚が必ずしも健康で元気な個体であるとは限らないことを認識してください。ネオンテトラなど、大量入荷しているものは選べませんが、購入する魚は自分で選びましょう。このとき元気な魚を選ぶコツとして次の点に着目しましょう。
1、体色につやがある。
2、口をあけたまま泳いでいない。
3、白い店や水カビがついていない。尾びれがやぶれていない。
4、背骨が曲がっていない。ポップアイ(目が飛び出す。)ではない。
5、同種類の魚から極端に離れていない。
6、ヘビ泳ぎ(体をくねくねさせて泳ぐ。)をしていない。
7、やせていない。
以上のことにあてはまる魚は健康であるといえます。ショップの人が魚を掬おうとしたら自分の選んだ魚を指差し、「あれでお願いします。」といえば良いでしょう。さらに本当によきショップならば、掬った後にもう一度魚の確認をさせてくれる場合があります。

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