Let's start Apistogramma! TEXT:hrs19aさん(一部文末に(珍)とあるものを除く) PAGE CREATER AND EDITER:Chinkaradaisuki |
|
アピストとは? 南米に生息するドワーフシクリッドの中のアピストグラマ属に属する魚を言う。シュップではパピリオクロミス属(ラミレジィなど)がアピストとして販売されることがあるが、まったくの別種。近属種としてはアピストグラモイデス属が知られる。アピストには小型種から中型種がおり、いぜれも色彩的に非常に美しい種が多いが、その飼育はやや難しい面を持つ種もいる。一般にピート水と呼ばれる、水質を弱酸性にした水で飼育することが望ましい。(珍) |
混泳・同種同士の混泳について
1、アピストグラマは基本的にテリトリー意識が強いため、アピスト同士の混泳には向かないのはもちろん
雄雌の力関係も重要で、上手くカップリング出来ていないものは落ちたりしますので
注意が必要です。
2、雄雌の大きさがかなり違ったり、相性が優れていない場合は水槽内に雌を先に入れて
数日後に雄を入れるようにしています。
水槽内を縄張りと思っている雄の水槽に弱い雌をいれると、雌がかなり執拗な攻撃を
受ける場合があります。
せめて、同時に入れるようにするべきです。
産卵時について
1、ペアリングが上手く出来ている個体でも、産卵時等は状況が一変します。
隠れ家を用意してあげるのは必須だと思います、鰭を裂かれるくらいならいいほうで
餌も食べれないほど攻撃される事があります。
2、基本的に雄と雌を隔離できるように、セパレーターを準備するか水槽を分けれるように
しておきます。
一度産卵すると連続して産卵しますので、雌に負担をかけてしまいます。
3、産卵時は雌にストレスがかからないようにします、水槽を覗き込んだり水換えしたりすると
食卵食仔をしてしまいます。
雄(育児権を持っていない親)は産卵確認後に即抜いた方が無難です、子育てしていない
親が落ちる可能性があります。
4、思いもかけない幼魚が産卵したりしますので、稚魚の大きさが3cmを超えると雌を稚魚から
隔離する方がいいと思います。
5、ペアで育児をしている場合でも、稚魚が1cmを超えてきたら隔離した方がいいです。親離れ
をする時期ですので、親が子供を攻撃する可能性が出てきます。
水質について
1、基本的にアピストは弱酸性の飼育水で飼育します。水質の悪化にはやや弱い面があるので
病気を未然に防ぐ意味でも水変えは定期的に行いましょう。(珍)
2、ロカリティがネグロ上流である個体は、必ずピートやソイルを使って硬度とphを
下げないと体調を崩します。
エリザベサエ・メンデジィ・パウキ・ミウア等です。
病気について
1、白点病には強いのですが、水が汚れるとエロモナスにかかりやすいみたいです。
週1回の換水をしている場合は、1度もエロモナスに感染していません。(hrs19aさん調べ)
ネグロ上流個体は特にその傾向が強くなるため、殺菌の為にもピートを使って定期的に
換水をした方がいいようです。
その他留意点
1、飛び出し事故があまり無さそうなアピストですが、ペアの相性が悪い場合、産卵時、
夜間のライト点灯時は飛び出す事が多々あります。
水位は4〜5cmTopより下げて、淵なし水槽では蓋は必須といえると思います。
僅かな隙間から飛び出しますので、ビックリします。