魚の調子が何となくおかしいなと感じたり、白点病などの寄生虫疾患、その他細菌性疾患などに罹患した場合に塩浴が有効な場合があります。 飼育水に60センチ水槽で5〜7g(ティースプーン1杯程度)のあら塩を投入し、溶解させます。これで以下の病気の初期症状の寛解や症状の軽減などの効果があることがあります。なお、ここで使う塩はあら塩が良いでしょう。食卓塩は塩化ナトリウム以外に塩化マグネシウムなどが含まれており純度が下がるため、止めた方が無難です。
あら塩(塩化ナトリウム)は直接細菌や寄生虫を殺す作用はありませんが、病原菌の繁殖を抑える作用があります。また副作用もよほど過量投与しない限りはほとんど見られないので使いやすいといえるでしょう。ただし、あまりに濃度が高くなると水草の成長に影響が出ることがあるので注意しましょう。その他、輸入グッピーを飼育する際にもあら塩を加えたほうが、うまく飼育できます。これはシンガポールやスリランカの輸入グッピーファームの水質が弱アルカリ性(弱塩基性)であるため、日本の水道水の水質である弱酸性(pH6.0〜6.5)では初期の適応に時間がかかり、その間に弱ってしまい長生きしないことが多いことから、塩分を加えて水質を弱アルカリ性(pH7.5〜8.0)にすると良いという根拠です。
そこでここでは塩浴のやり方などを紹介します。
方法
・白点病
・水カビ病
・カラムナリス病
・コショウ病
・様々な細菌性疾患
・稚魚のハリ病など。
なぜ塩で治るのか??
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