日本淡水魚の飼い方

黒メダカの飼い方
黒メダカとは昔はどこにでもいた極普通のメダカを指します。このメダカを改良したのがヒメダカであり、こちらは今は主に大型魚のエサ用としてショップで比較的安値で販売されています。 黒メダカもヒメダカも飼育方法に大きな違いはありません。飼育水は極端にアルカリ性だったり硬水だったりしない限りは水道水のカルキ(遊離塩素)抜きしただけで問題ありません。むしろショップへの入荷状態が飼育の成否を握ることが多いので、購入する際には状態を見極める必要があります。一見して元気そうでも痩せている個体は餌食いが悪いことが多いので購入は避けます。餌は人工飼料で問題ないでしょう。


タナゴの飼い方
タナゴの仲間も飼育方法は黒メダカなど他の日本淡水魚に準じます。ただしニホンバラタナゴなど比較的綺麗な水を好む種類もいるので種類によって飼育水の換水頻度を調節すると良いでしょう。比較的飼育しやすく安価なのは外来種のタイリクバラタナゴですが、こちらは日本の固有種であるニホンバラタナゴとの天然交雑が問題となっているので自然の池や川に放流することのないように最後まで責任を持って飼育しましょう。タナゴの仲間は性格は大人しい種類が多いですが、イチモンジタナゴのように比較的大きく成長する種類もいるので混泳の際には相手のサイズに気をつけます。餌に関しては人工飼料で問題ありません。


日本淡水魚を飼育する際に守っていただきたいこと
ショップで販売している日本淡水魚を自然の河川に放流しないで下さい。 ショップで売られているものは養殖個体や別産地の個体である場合もあるのでこれらを自然に放つのは外来魚を放流しているのと同じで固有種の血統を乱す可能性があるからです。


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