過去の新着魚 The past "new face".
ここには過去の新着魚をリストアップしています。最近追記した文章はオレンジ色で示しています。写真下の括弧内は初入荷年月を示します。写真をクリックすると拡大されます。ここに掲載されているのは過去の新着魚です。最新の新着カラシンを見たい場合は[今年の新着カラシン]をクリックして下さい。

画像/日本への初輸入年/
生息地
Photo,first arrival year
and range.
インボイス名(または学名)/各種詳細データ
Invoice name,latin name,and individual DATA

(2010年3月)
プトマヨ
コペラ・グラキリス(?)/コペラsp.レッド Copella gracilis( ? )

発色すると全身が真っ赤に染まる美しいコペラで、プトマヨで採集されたようだ。成熟したオスは各ヒレが伸張する。その容姿はコペラ・アーノルディのオス個体に似る。8cm前後まで成長する模様。
参考価格
3500〜4000円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2009年5月)
アルトアラグアイア
ハイフェソブリコン・エイリョス Hyphessobrycon eilyos

2003年に記載されたばかりの比較的新しいテトラ。(Lima & Moreira, 2003)今回はLima & Moreira両氏によって記載されたカラシンが多く到着しているようだ。
参考価格
3500〜4000円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2009年5月)
アルトアラグアイア
ハイフェソブリコン ランゲアニー Hyphessobrycon langeanii

2003年に記載されたばかりの比較的新しいテトラ。(Lima & Moreira, 2003)ハイフェソブリコン属として記載されているが、体型はむしろモンクホーシャ属に近いと個人的に思うのだが・・・。性格もモンクホーシャ属のようなやや荒い面を見せる。
参考価格
1800〜2000円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2009年5月)
トカンチンス
レインボーラコビーダーターテトラ 学名不詳

やや体高のある寸詰まり系体型で、体色的には地味な種が多いダーターテトラの中では比較的美種といえる。
参考価格
1200〜1500円前後(1匹)
人工飼料
NG

(2009年5月)
アルトアラグアイア
レッドフィンリーベルテトラ Hemigrammus

参考価格
1200〜1400円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2009年5月)
トカンチンス
シャルレットテトラ 学名不詳

上記のインボイスで輸入された。一見したところケイロドン系列の体型をしている。尾びれ黒点の上下は赤〜オレンジに染まる。
参考価格
1400〜1500円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2009年5月)
アッパーシングー
upper Xing
“グリーンラインシングーペンギンヘミグラムス” 学名不詳

上記のインボイスで輸入された。
参考価格
1800〜2000円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2009年5月)
シャラクテトラ Hemigrammus

参考価格
ー円前後(1匹;調査中)
人工飼料
OK

(2009年5月)
サンタカタリーナ
パープルイエローフィンテトラ 学名不詳

ヘッドアンドテールライトに似た体色と体型を持つ美種。
参考価格
900〜1000円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2009年5月)
アルトアラグアイア
コバルトグリエミーテトラ Hyphessobrycon weitzmanorum

2003年に記載されたばかりのフレームテトラ(グリエミーテトラ)に似る比較的新しいテトラ。(Lima & Moreira, 2003)オス個体は各ヒレが伸張するようだ。
参考価格
7500〜8000円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2008年11月)
リオ・イリリ
カイアポーテトラ 学名不詳"XING TUCANO TETRA"

シングー河支流であるイリリ川で採集された、比較的目大きなカラシンで、90年代に「シングートゥッカーノテトラ」のインボイスで数匹のみが輸入されたきり現在まで輸入が途絶えていた。この度、インボイスが変わったが、同流域よりまとまって少数が“再輸入”された。発色すると、体側の黒の太いラインに沿って走る細い白ラインが青みを帯びる上に、尾びれ、腹ビレ、尻ビレの縁が白くなり大変美しい。性格は大人しいが、シングー河の魚であることを考慮すると、水質には気を使ったほうがよいだろう。
参考価格
3500〜4000円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2008年11月)
タパジョス河上流(リオ・タパジョス)
レッドシザースレモンテトラ Hyphessobrycon sp. cf. pulchripinnis

タパジョス河上流で採集された非常に美しいテトラである。各ヒレは赤く染まり、発色した個体は頭部にも赤がのる。「シザース」とあるが、シザーステールカラシンやシザーステールラスボラに見られるような模様は尾ビレにない。同産地からはスーパーレモンテトラも輸入されているが、今回の種がそのバリエーションの範囲なのか、別種なのかは不明である。飼育は容易。
参考価格
5000〜6000円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2008年1月)
ブラジル
グリーンラインデビルテトラ 学名不詳

本種はデビルテトラの名前こそあるが、一般的なレッドデビルテトラやイエローデビルテトラ、ブルーデビルテトラとは体型や成魚サイズが異なるので別属であると思われる。成魚でも3cmほどの小さなカラシンで、グリーンの発色と水色の発色が見受けられるが、派手でもない。カラシンをじっくりと味わいたい方にはもってこいだ。性格は比較的温和で、どちらかというと虐められやすい「ひ弱系」なので、混泳相手は選ぶ必要がある。口が小さいが人工飼料も喜んで食べてくれる。
参考価格
3000〜4000円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2007年12月末)
コンゴー河
スーパーレッドチェリーコンゴーテトラ 学名不詳

名前のとおり、オス個体は体全体が強烈な赤に染まる。入荷直後は色が飛んでいることが多いが、発色しだすとすごい。アフリカンカラシンは南米カラシンに比べ、いまいち人気が低いが、本種のような魅力的な種類が今後も登場すれば間違いなくその価値が見直されるだろう。飼育は容易だが、コンゴーテトラだけにやや大きくなる。性格は同じくらいのサイズのカラシンとなら混泳できるレベルである。ヒレが伸張するので、ヒレを食う魚とは一緒に飼育しないほうが無難だろう。
参考価格
5000〜6000円前後(オスの場合/1匹)
人工飼料
OK


(2007年11月末)
フランス領ギアナ
(フレンチギアナ)
イファティ・ペンギンテトラ Thayeria ifati.

フレンチギアナからプライベート便でまとまって輸入された。ペンギンテトラはいままでペンギンテトラ(Thayeria boehlkei)、スーパーペンギンテトラ(未掲載種)、オグリクア(Thayeria obliqua)の3種が知られていたが、本種はペンギンテトラが属するThayeria属としてすでに記載されている、Thayeria ifatiであると思われる。体のほぼ中央上からブラックラインが走る。性格はペンギンテトラよりも温和で、扱いやすい。ただし、大きさ的には5cmほどとペンギンテトラ同様やや大きくなる。飼育は容易。
参考価格
3000〜4000円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2007年9月末)
タパジョス河上流域
レッドフィンブルーベリーインパイクティステトラ 学名不詳

久々に魅力的な新着カラシンが輸入された。最近聞いたことのないインボイス名のカラシンが各地より輸入されていたが、実際に見てみるとどれも以前に輸入があった種類がほとんどであった。しかし今回のこのレッドフィンブルーベリーインパクティステトラは過去を振り返っても輸入されたことはないと思われ、真の新着といえる。
種類的には前から見た場合に薄身であることや、横から見て頭部の落ち込みの角度が大きいことなど総合的に判断してラピステトラやレッドデビルテトラと同じ属であると考えられる。少なくともハイフェソブリコンやヘミグラムス属の体型ではない。飼育は容易で、小さい口ながら何でもよく食べる。性差は躊躇でオスは下あご、各ヒレが赤くなるが、メスは黄色ないしは無色に見え、体色も地味である。5cmほどに成長するようだが、同種間での小競り合いはあるものの、他種に対してはテリトリー主張する程度であり、混泳できないほどではない。
参考価格
2800〜3500円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2006年12月)
ミャンマー
Photo/アピストさん
アジアンカージナルラスボラ Microrasbora sp.

最近次々と新着が送り出されているミャンマー地区であるが、今回のこのアジアンカージナルラスボラは以前にもミクロラスボラ・ルベスケンスの名前で輸入された種と非常に酷似している。鑑賞ルートで流通しているルベスケンスが、学術的に記載されているルベスケンスと同じかどうかが焦点となりそうだ。
参考価格
200〜450円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2006年11月末)
ミャンマー
ミクロラスボラsp.カージナル(グローライト) Microrasbora sp.

上記のインボイスで流通する、ミャンマーの新着種。体色が赤〜オレンジに染まる美種である。おそらく学術的にはミクロラスボラ・クボタイ(ミクロラスボラsp.ブルーネオンで流通する種)に近いと思われるが、正確な情報がなく、現地点では詳細は不明。飼育は容易で、大きさもクボタイに準ずる。
参考価格
300〜500円前後(1匹)
人工飼料
OK

(2006年9月末〜)
ファイヤーワークスラスボラ
(ミクロラスボラsp.花火(HANABI))


非常に魅力的な小型コイが登場した。それがこの「ファイヤーワークスラスボラ」や「ミクロラスボラsp.花火」のインボイスで輸入された本種である。海外ではMicrorasbra sp. Galaxyのインボイスで紹介されている。正確な学名は不明であるが、ダニオ属(Danio−)の1種であると考えられ、体型、模様ともに似ていてダニオ属(旧ミクロラスボラ属)とされるエリスロミクロンとの関係が気になるところ。(ミクロラスボラ属はダニオ属としてまとめられた。その結果、いままで「ミクロラスボラ・エリスロミクロン」として流通していた魚は学名が「ダニオ・エリスロミクロン」とされた。)模様に若干のバリエーションが見られるが、それらが性差であるという情報もある。飼育は容易で楽に発色してくれるようだ。
参考価格
初回輸入時:900〜1500円前後(1匹)/その後の輸入から:500〜800円
人工飼料
OK

(2006年8月)
Co.スーパーシュワルツ(プルス)

プルス・フマイタ近郊から輸入されたシュワルツの極上個体群である。スーパーシュワルツはタパジョスからも輸入されるが、それとはまたタイプが違っているように思われる。(通常のシュワルツはペルーから輸入されるが、そちらは体側のラインも不均衡で乱れる個体もあるため安価である。)同じ場所(=フマイタ近郊)からはからロブスタスやスーパープルケールも採集されており、それらもライン乱れのない、素晴らしい個体ばかりである。飼育は容易で、よく太る。
参考価格
5000〜6000円前後
人工飼料
OK

(2006年8月)
Co.sp.ペドラ

リオタパジョス産の新顔。ロングノーズ系であるため、底床の選択には細心の注意を払うこと。体高の低いコリドラスである。模様は同産地に生息するロングノーズスーパーシュワルツに似ており、その関係は非常に興味深いところがある。輸入は今回の1回きりで以後着ていない。このような魅力あふれるコリドラスはぜひとも定期的な輸入を望みたいところだ。
参考価格
50000円前後
人工飼料
OK

(2006年5月)
バタフライ・バルブ

性差が明確なバルブである。体側の模様にもバリエーションが見受けられる。飼育は容易で正確も大人しいようだ。昔にも1度だけ輸入されたことがあった。価格は初輸入時に比べれば相当下落した。
参考価格
初回輸入時:ペア7000〜15000円前後、メスの場合3000円前後/その後の輸入から:1匹500〜1000円
人工飼料
OK

(2006年3月末〜4月)
ガイアナ
コリドラスsp.ヴィクトリア

NEWコリドラス。本種とほぼ同時にsp.リオウルブー、sp.タクトゥー、sp.アナコンダの3種の新着コリドラスが輸入されている。ロレトエンシス体型のコリであるが、ロレトに見られる食欲の細さは無い。価格帯は輸入毎に少しずつではあるが、下がっている。飼育は容易である。
参考価格
初回輸入時:15000円前後/その後の輸入から:7500円前後
人工飼料
OK

(2006年2月)
チェコ、ドイツブリード
コリドラスsp.ニューブラック

メラノタエニアの黒化とみられるが、ベネズエラヌスの黒化との見方も一部であるようだ。たしかにメラノタエニアにしては入荷時のサイズが小さい。チェコ及びドイツのブリード個体が流通する。飼育は容易であるが、ブリード個体のため、購入時の健康状態が長期飼育できるか否かの鍵となりそうだ。「ベネズエラ・ブラック」の名前でも流通する。

メラノタエニアの黒化の可能性は体型からしても果てしなく高いが、前記したようにそれにしてはサイズ的に小さいように思える。ではメラノタエニアでないとしたら何になるのだろう?ブリード個体が出回る点から、種親は必ずあるはずなので今後の情報に期待したい。
参考価格
2000〜3000円
人工飼料
OK

(2006年2月)
アルトパルナイーバ
コリドラス・ロングノーズ.ジュリー(本物(リアル))

本物ジュリーと同じ場所で採集されたロングノーズ種である。

下記の本物ジュリーに混じって極少数が輸入された、本物ジュリーのロングノーズとされる個体。
参考価格
20000円〜25000円
人工飼料
OK

(2006年2月)
アルトパルナイーバ
コリドラス・ジュリー(本物(リアル))

以前より、知られてはいたが、日本には未入荷だった、本物のジュリーである。今回の本物とされる、ジュリーは体全体、とくに頭部が黄色っぽくなるなどの特徴が見られる。これは「ジュリー」で記載されている本物ジュリーの特徴と一致する。なお、アルトパルナイーバという採集地も記載どおりである。

くどいようであるが、いままで「ジュリー」として流通していたのはトリリネアータス、コペイ、ジュリポレ、コロンビアジュリーなどの別種であった。
参考価格
10000円〜15000円
人工飼料
OK

(2005年11月)
1匹のみ。
コリドラス・トリリネアータス(天然アルビノ個体)

コリドラス・ジュリーのアルビノ(ブドウ目)として輸入されたが、ご存知の通り、本物のジュリーは日本には未入荷であるため、写真の種もジュリーではないことは明らかである。模様からトリリネアタスであると思われる。コリドラスのアルビノは現在までにエネウス(リアルレッドアイで改良品種として)、パレアタス(リアルレッドアイで改良品種として)、ステルバイ(リアルレッドアイで改良品種として)、エレガンス(ワイルドの混じりとしてブドウ目で)、パンダ(ブリードパンダの混じりとしてブドウ目で)が輸入を見ているが、トリリネは初めてと思われる。なお、今回のトリリネのアルビノはもちろん、エレガンスやパンダのアルビノも今なお、混じりでのみの輸入であるため(単独入荷はない)、その入手はかなり難しく、価格も高価である。
参考価格
15万円〜
人工飼料
OK

(2005年11月初入荷個体)
(国内15匹のみ流通)
コリドラスsp.ブルーフェイスジュリー

別インボイス「ブルーヘッドコリドラス」。頭のみが青くなるトリリネアタスの変異と思われるコリドラス。日本には15匹のみ輸入された。東南アジアなどで盛んな人工染色の魚ではなく、天然の個体であるというから驚きだ。シクリッドの一部でもまれに同様の変異が起こるというが、今回のものとそれが同様の要因であるかは不明だ。現地では通称"ジュリー”と一緒に泳いでいたという。価格はかなり高い設定だ。今後はよほどの個体群が発見されない限り、輸入は見られないだろう。

本種が、トリリネの地域変異(色彩変異?)であるとすればいたい、何のためにヘッドだけ、青になったのであろうか?保護色にしては逆に目立つような気がする。
参考価格

人工飼料
OK

(2005年10月初入荷個体)
写真はロングノーズタイプ。
コリドラスsp.リオティグレ

ショートノーズタイプとロングノーズタイプが同じインボイスで少数が輸入された。いまのところ、輸入はその1回きりである。模様的にもサイズ的にもトリリネアタスやロングノーズジュリーによく似ている。マスクは入らない。価格は両タイプとも高めであった。成長と共にエベリナエのような模様の変化が見られる。
参考価格
4000円〜
人工飼料
OK

(2005年7月初入荷個体)
ペルー産(極少数)
コリドラス・レセックス
(リセックス)

レセックスのインボイスで数匹が輸入された。背びれが非常にハイフィンになっているので最近のコリの中では魅力的な種だ。やや大きくなるようであるが、性格はおとなしいようだ。体型や模様からバーゲシーと同じグループに入ると思われる。今のところ1度きりの少数での輸入であった。
参考価格

人工飼料
OK

(2005年7月初入荷個体)
ペルー産(極少数)
コリドラスsp.ワンライン

本種は大分前にサンプルとして1匹のみ日本に輸入されたが、今回、商業用として数匹のみ日本に再輸入された、珍コリ。ナポエンシスに似る。エレガンスグループのコリドラスと見て間違いない。最大サイズは不明であるが、雰囲気からは小型種のような気がする。商業用での輸入は1回きりで以後、入荷していない。

エクアドルからのプライベート便で似た種が同じインボイスで出回っているようだ。同種かどうかは不明。
参考価格
2000円〜3000円
人工飼料
OK

(2005年7月入荷個体)
プライベート便
(エクアドル)初??
レッドフィン・メダルテトラ

エクアドルからプライベート便で輸入されたハイフェソブリコン属のカラシン。「イエローテトラ」として輸入されるカラシンに特徴が一致するため、同一種とみてよさそうだ。やや大きくなり、(5センチ強)性格はやや荒く、あまり小さな魚とは一緒にしないほうが無難だろう。

(2005年6月入荷個体)
ペルー便個体
イエロー・ブリタニクチス

昔ATLAS(アトラス)誌に掲載されてマニアが輸入を待ち望んだ種。現在いろいろなインボイスで流通する。(「イエローブリタニクチス」「グローコーラルテトラ」「ブリタニsp.」など。)今回は1回目の輸入は数も少なく、かつヨーロッパ経由できたためか、価格がかなり高価であった。一部では10000円を越すところもあったという。しかし2回目の輸入はペルー便という別ルートできたためか、値段が大幅に下落、一部では1000円を切るまでに至った。体型やブリタニクチス属(2種が知られている。=アクセルロディ、マイアシィ)にはある、油ビレがない点から考えてもブリタニクチス属ではないだろう。私の予想であるが、ホタルテトラなどが属するアクセルロディア属に近い仲間ではないだろうか?飼育は容易だが、慣れないうちは体内が白濁する病気になりやすいのでしっかりしたトリートメントが必要。サイズも2センチほどなので混泳魚も選んだほうがいい。
なお、ブリタニクチス属ではない魚がなぜブリタニクチスの名前で流通しているかについてはATLAS誌の本種の項の学名欄にブリタニクチスsp.との記載があるためであろう。(2006,3追記)

(2005年6月初入荷個体)
ブルーテトラ系
カラシダエsp.サルバドール

ブルーテトラ系のカラシン。以前「ホワイトチップグリーンテトラ」のインボイスできていたカラシンに比較的よく似ているが、その個体群はペルー産だったので、少なくとも地域変異程度の違いはあるだろう。(もしくはまったくの別種かもしれない。)やや他魚を追い回す傾向が強いが、混泳できないほどではないので、混泳の際は他魚のために水草などで隠れる場所を作るといい。成魚の明確なサイズは不明であるが、魚の雰囲気からするとあまり大きくはならないようだ。(2005、6月・初)

(2005年6月初入荷個体)
ヘミグラムスsp.サルバドールU.

ヘミグラムスとあるが、ケイロドン系の体型をしている。最近入荷した中で「ケイロドンsp.マシュマロ」のインボイスできていたカラシンに比較的よくにしている。またベレン産・カラシンミックスの中に一匹だけいた不明種(=写真)の記録が我がサイトにあるが、それにも類似している。発色すると、尾びれが黄色くなそうだ。(2005、6月・初)

(2005年6月初入荷個体)
ヘミグラムスsp.サルバドールT.(レッドテール)

ヘミグラムス・ロドウェイに似る。尾びれの赤はやや明るめで、美しい。赤い部分が黄色いタイプも混ざっていたようであるが、同種の性差なのか、亜種なのか、はたまた別種なのかは不明。4センチほどになる。気は荒くはないようだ。(2005、6月・初)

(2005年4月初入荷個体)
ナノストムスsp.オイヤポク

N.ベックフォルディに似ている小型ナノストムス。尾びれが赤くなりそうだ。コリドラス・オイヤポクエンシスと同産地のペンシルだろうか?飼育等はベックフォルディ種に準ずる。輸入は一時的なものであった。最近は見かけないが、また輸入してほしい種だ。(2005、4月・初)

(2005年4月初入荷個体)
オトシンクルス・sp.ランガーランガー

オトシンクルスsp.ギガンテ(もしくはロボコップオトシンsp.ギガンテ)で輸入があった新着魚と同種と思われる。(つまり複数のインボイスで輸入されている?)体型からしてオトシンクルス属ではないだろう。パラオトシンでもない。目が他種に比べ、比較的下方に位置している、変わった種だ。(2005、4月・初)

(2005年3月初入荷個体)
オトシンクルスsp.ネットワークヘッド

オトシンクルス・アフィニスに近いと思われる。(模様などはよく似る。)オトシンクルス属であることはまず、間違いないだろう。横から見ると何の変哲もない、オトシンクルスに思えるが、上から見ると頭部がネットワーク状(細い縞模様)であることが分かる。普通のオトシンクルス(とくにアフィニス)の地域変異なのか、別種なのかは不明。(2005、3月末・初)

(2005年3月初入荷個体)
ブルーグリーンリボンテトラ

ブルーリボンテトラに似るが、本種は一回りほど小型種。体型もブルーリボンより細身でライン(=ブルーリボン)も細めに通る。オスはラインの周辺部がブルーメタリックに輝き、見栄えがする。体色をあげる目的でないならばとくに水質にもうるさくなく、飼育は容易なようだ。(2005、3月初旬・初)

(2005年1月初入荷個体)
コリドラス・ロングノーズ・プンクテータス

少数のみが到着した。プンクテータスにもロングノーズタイプが存在することを思い知らされた。ロングノーズによくみられるような気の荒さはなく、サイズも大きくならないようだ。ポツポツと少数での輸入が見られるが、価格は若干下がったくらいで高額を維持している。(2005、1月半ば)

(2004年12月末初入荷個体)
リオチャンビラテトラ

ファイアーテールホタルやヘッド&テールライトに似る美珍カラが輸入された。非常に見栄えのするカラシンで価格もそう高くない。性格も荒くなく、混泳も可能。サイズは3〜4センチどまりのようだ。「こんなカラシンを待っていた」といった感じ。産地は不明。体色の濃さは飼育者の腕の見せ所。尚、リオチャンビラテトラはインボイス名である。(2004、12月末・美)

(2004年12月初入荷個体ショートノーズタイプ)

(2004年12月初入荷個体ロングノーズタイプ)
コリドラス・オルナータス(本物?)
ショートノーズ・タイプ&ロングノーズ・タイプ

今回輸入されたのはショートノーズ、ロングノーズの2タイプである。いずれも記載されているオルナータスとは鼻先に斑点がないこと(記載されているオルナータスには鼻先に斑点がある。)など若干の違いが見受けられる。また記載では体側のラインは3本だが、今回輸入された中には2本の個体もあるようだ。ショートノーズ、ロングノーズともにかなり高価だ。(当然ロングノーズのほうがより高い。)ショートノーズ、ロングノーズともにタバジョスから輸入された。(2004、12月末)

(2004年12月初入荷個体)
コリドラス・ワイツマニー

本種はどうやら2タイプ(ホロタイプとパラタイプの2つの標本があり、各々でメラニンパターンの違いがある。)あるようである。今回はそのうちの1タイプ(パラタイプ)であるようだ。アッシャーに似るが、本種のほうが、丸みがある。ペルーの比較的標高の高い場所に生息しているらしく、それが記載種なのに、いままで輸入されなかった要因であるようだ。(採集は何度も試みられていたが)今後もまとまった輸入があることを期待したい。(幻のコリ、初上陸!2004、12月初旬)

(2004年8月初入荷)
イエローデビルテトラ

レッドデビルに続く、デビル系テトラの新着。産地は不明である。なかなか上品な感じのカラシンである。レッドデビルとは違い、性格も温和なのがうれしい。2004年末になって「スーパーイエローデビルテトラ」なる種が輸入されたが、断言はできないもののおそらく同種であろう。(2004、8月末〜9月)
注:「スーパーイエローデビルテトラ」(2004、12月)

ヨーロッパブリード個体
アルビノカージナルテトラ

ヨーロッパブリードのアルビノカージナル(ブドウ目)がまとまって輸入された。飼育など基本事項は普通のカージナルに準ずる。本種のワイルドは珍しく、過去に混じりで一匹の輸入しか見ていない。今回のようなブリードものは価格も落ち着いてきた。

(2004年6月初入荷)
毛河豚(毛フグ・ハリィーパッファー)

アクアライフ誌によって有名となった新しいタイプのフグである。単独飼育が基本であるが、ぜひとも飼ってみたいフグといえる。ハリーパッファーの表記もある。(2004、6月)

第一便の個体

別袋(別便?)の個体
(2004年3月初入荷)
写真提供・hrs19aさん
レッドチップイエローフィンテトラ

赤目赤線テトラのニュータイプで今までまとまってきていたペルー産の赤目赤線とは産地が異なり、今回のレッドチップイエローフィンテトラはマナカプル川という川の個体のようだ。いままでの赤目赤線(ペルー産)にくらべ、やや細身であるように思う。またインボイス名のとおり、尾びれが黄色く色づくのもこの新着魚の特徴である。赤目赤線のゴージャス版といったところだろうか。レッドチップテトラの名でも輸入されている。(2004、3月)

(2004年3月初入荷)
シングーニュービックリマークテトラ

ビックリマークテトラというとペルー産のものであるが、今回、シングー産が輸入された。ビックリマークの模様ははっきりとはしないが、なかなか魅了のあるテトラ。プラチナタイプもすでに輸入されているようである。体格からハイフェソブリコン系と思われる。(2004、3月)

(2004年5月久しぶりに入荷)
ペルビアンカイザーテトラ

非常に美しいテトラ。ブラックネオンに似るがペルビアンのほうが、体高が高く、体色が美しい。飼育自体は容易であるが、完璧な体色を引き出すにはそれなりの経験とコツが必要である。性格はおとなしく、協調性は抜群だがやや大きくなる。(2004、5月)

(2003年9月初入荷)
カラーヤマトヌマエビ

東南アジアでの改良品種でノーマルヤマトヌマエビに色素を注入して作られている。そのため成長とともに色は薄れ元のノーマル個体に戻ると思われる。性格、飼い方は普通のヤマトと同じでよい。あまりヒットしなかったのか、輸入は一時的なもので最近は姿を消した。(2003、9月)

(2003年12月初入荷)
コリドラス・パンク"ミルキッシュ”

コリドラス・パンクのバリエーションであるが、体色は従来のパンク(レウコメラス)とはかなり異なる。ミルキッシュタイプのコリはノーマルタイプに比べ体が弱く、入荷時も不健康なことが多いため長生きしないようだ。(2003、12月)

(2003年12月初入荷)
コリドラス・ベントノーズシクリ

詳細不明。コリドラス・シクリのロングノーズタイプに似る。ロングノーズ系コリドラス。(2003、12月)

(2003年5月初入荷)
コリドラス・レイノルジィ

2003年の新着のコリドラス。アッシャーに似るが、本種は背びれから体全体にライン上に黒斑が入り、はっきりとアイマスクがはいる。この微妙な違いで2種を見分けるのは素人では難しいだろう。ロングノーズタイプも輸入されている。(2003、5月)

(2003年12月初入荷)
コリドラス・ペルーロングノーズ

ペルーロングノーズは見た目からきたインボイス名であろう。緑がかった体色が美しいコリドラス。安定した入荷が見込めれば人気種になるだろう。ペルーロングノーズUも知られる。(2003、12月)

(2003年4月初入荷)
ブルーレッドテールテトラ

詳細不明。ロレットテトラに似ているが、こちらのほうがややサイズが大きくなる。ファラガテトラにも似る。2004年7月に「レッドテールメタエ」のインボイスで再度入荷があった。ハイフェソブリコン系。最近よく見かける、ファイヤーテールメタエとは同種と思われる。(2003、4月)

(2003年10月初入荷)
ベトナムアカヒレ

学名はタニクティス・ミカゲムマエ(Tanichthys micagemmae) で、普通のアカヒレと同じタニクティス属ですが、普通のアカヒレと違い、黒いラインが太くはいり、全体的には緑を帯びて、美しい。価格は普通のアカヒレよりも少々高い。ショップに入荷するのはベトナムから入って来ているワイルドモノ。本種の場合普通のアカヒレと違って、れっきとした熱帯魚なのでヒーターは必需品。飼育は容易。
(2003年10月)

(2003年8月初入荷)
ペルーグラステトラ

トライアングルカラシン、トライアングルテトラとも呼ばれる、新着のカラシンです。体は透明度が高く浮き袋や消化器官が透けて見えます。非常に魅力的な種ではありますが、その入手はやや難しくあまり流通していません。(2003、8月)
本種の属すると思われる、属が判明した。ファナコガステル属である。本種はその中でもファナコガステル・ペクティナートゥス(Phenacogaster pectinatus)と考えられるが、明言は避ける。なお、ファナコガステル属はテガートゥステトラなどが属する属である。(注;テガートゥステトラは本来、ヴァシカトルス属に入れられていたが、現在はヴァシカトルス属はファラコガステル属のシノニムとされている。(2006、3追記)

(2003年10月初入荷)
ブリタニクティス・アクセルロディ

安定した入荷がない激珍カラ。昔はよくカージナルに混じったようであるが、入荷状態が悪く、長生きは難しかった。尾びれにフックのある個体とない個体があり、その有無は性差を示すのかなどは不明。飼育はやや難。ブリタニクティス属にはもう1種、「マイアシィ」というほぼ同じ色彩でフックのない種が知られているが、今のところ単独輸入は極めて少ない。なお、ブリタニクチス属は2種とも油ビレを有する。
(2003年10月)

(2003年初入荷)
ハイフェソブリコン・sp.ソルソル

本種も2003年の新着です。尾びれの付け根辺りにある、赤いスポットが特徴です。ショップでの販売名は、ニューテトラ・ソルソルです。どこからきたのかは分かりません。多少、バリエーション(イエロータイプとレッドタイプ)があります。一般にレッドタイプのほうが珍重され、高価です。(2003、)

(2003年初入荷)
ハイフェソブリコンsp.ウォルターレッド

2003年の新着の珍カラです。割と出回ってはいますが、値段は結構な高額がついているようです。類似種として「スーパーウォルター」という種もいます。こちらはさらに高価です。おもにハセマニア・レッドテールのインボイスで入荷します。(2003、)

(2003年11月初入荷)
クリスタルレインボーテトラ

グラス系の新着カラシン。尾びれの上にのみ赤(またはオレンジ)のしみが入る。比較的小型であるので混泳には注意が必要。入荷は比較的少ない。レインボークリスタルチトカーノという別名からも分かるようにチトカーノの1種。(2003、11月)

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