水草図鑑
ここでは水槽を美しく着飾る水草を紹介します。
水草を極めて今流行のネイチャーアクアリウムに挑戦してみませんか?
育成で分からないことがあればお気軽に掲示板まで。
エキノドルス・アマゾニクス
ショップには「アマゾンソードプラント」として入荷し、エキノドルス種のなかでは定番種。ブロードリーフタイプなど様々な葉型があるがショップでは特に区別することなく販売されている。
購入の際は根が腐っていないものを選ぶようにしよう。また根がキズつくとそのまま枯れてしまうことがあるので植えなおしのときや水換え時には注意すること。
オランダプラント
非常に美しく高級感のある水草。名前にオランダとあるが、オランダ産ではなく初輸入の際、オランダから届いたためにつけられた。原種は違う産地。鉄分の多い液体肥料を添加すると葉が赤くなり美しいが、育成の難しい分類に入る。二酸化炭素を多めに添加し、一度根を張ったら抜かないでおくのがコツ。トリミングは下手にすると新芽部分がつぶれることがあるので注意。近縁種に“ダッセン”という種もある。
ウォーターマッシュルーム
かわいらしいキノコ状の葉をつける水草だが、ポット入りは少々値段が高いのがデメリット。稀に少数が鉛巻きで安く販売されているのでその機会を待つのも手だろう。本種は葉の表面にコケがつきやすいので飼育水は常に新しいものを。二酸化炭素の添加は必項。ミニマッシュルームという本種を小型化したものもある。
アヌビアス・ナナ
この手の水草(葉面が広い)には葉の表面に害虫駆除剤のようなものが塗られていることがあるので注意が必要。アヌビアスの仲間は他にもたくさん知られているが、いずれも育成は容易で葉も硬いため水草を食す魚種がいる水槽でも安心して育成できる。但し、黒いヒゲ状のコケが非常につきやすいのでコケ対策は十分に。改良品種に葉を緑色にしたゴールデンタイプややや小型化したプチタイプなどがある。いずれも入手は容易。
グロッソスティグマ
今、人気上昇中の水草。ネイチャーアクアリウムと呼ばれる自然観を出したレイアウトによく使われる。本来有茎草だが、CO2の添加と光量アップで地面をはうように伸びて底床を隠してくれる。そこがこの水草の魅力である。環境が合わないと縦に伸びてしまう。
グリーン・ロターラ
本種も光量か多いと地面をはうように伸びる。ショップではロターラでなく、ロタラと長音をつけずに呼ぶ場合もある。安価で見栄えもよいのでレイアウトにはよく使われる水草の1つだ。ロタラの仲間には他にもインジカなど数種が知られている。
ラージパールグラス
二酸化炭素を添加して育てると新芽部分に大きな気泡をつけ、その美しい姿から人気がある。育成は容易だが、水槽の移動などで環境が変わる時には溶けるようにかれてしまうことがあるので注意が必要だ。パールグラスより葉が丸い。水上葉もでるので育成も可能。
ウィローモス
自然観を出せる水草として人気がある。じつはコケの一種であり、グリーンFなど魚病薬を投入した水槽に入れると枯れてしまうので注意が必要である。エビをいれるとコケ取り(モスに生えたコケ)になるが、あまり入れすぎると新芽をやられてしまうので適量にしておく。
パールグラス
ラージパールより小さくて細長い葉を持つ、可愛らしい水草。二酸化炭素なしでも育成は出来るが、かなりひ弱な感じになってしまうのでしっかり育てるのには、やはり二酸化炭素の添加と適量の養分が必要である。
アナカリス
カボンバと共に「金魚の水草」として親しまれている水草である。ある程度の悪環境にもたえるほど丈夫なので確かに大量に糞をして水質が悪化しやすい金魚水槽には向くかもしれないが、葉がかなり柔らかいために食害を受けやすいので個人的には金魚水槽には向かない気がする。大変安価で購入しやすい。根が節々から出るのでレイアウト水槽には不向き。
ホテイ草
金魚をハチで飼育する際によく用いられる浮き草である。水槽など密閉空間では枯れてしまうので使用できない。状態よく育てば夏には紫色の花が咲くのが見られるだろう。育成は容易であるが、アブラムシが葉表にわくことがあるので注意したい。
カボンバ
金魚水槽によく用いられる定番の有茎草。成長先が水面に達すると小さな白い花を咲かせる。定番ながらも熱帯魚水槽にもよく似合う水草で人気がある。同属種にレッドカボンバという葉が赤い種がある。レッドカボンバの育成はやや難しく、二酸化炭素の天下が不可欠。
サルビニア
サンショウモとも呼ばれる、可愛らしい浮き草。非常によく増える。また豊富な栄養があれば葉の形状が変化して面白い。葉表は水をはじく。ネイチャービオトープによく用いられる。密閉空間では枯れてしまうので必ず、育成容器のフタには隙間を作る。
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