A、Bのタイプは「赤目赤線ペルー」としてまとまった輸入が見られ、入手は赤目赤線の中では容易である。入手困難なことで有名なのはCのタイプで、A.やB.のタイプと違って、赤線が不明瞭である。Dのタイプは若魚のうち、もしくは未発色時はラインが金色やオレンジ色に近いため、よく赤目金線と間違われるが、成魚になるとラインが赤に変わる。ペルー産からネグロ産まで・・・。赤目赤線の地域変異は何タイプか??
赤目赤線と呼ばれる魚は一般に以下の4タイプに大きく分けることができる。
A.ペルー産赤目赤線・目の上の線が切れているタイプ
最もよく見られるタイプで、入手も容易。まとまった輸入があり安価。
ルブラインテトラ等のインボイス名でも流通する。 B.ペルー産赤目赤線・目の上の線が切れていないタイプ
よく見られるタイプで、安価。A.のタイプと区別されずに販売される。
C.赤目赤線ネグロ(カージナルに混じってくるタイプ)
最も珍しいタイプで、この種だけの輸入は見ない。ほとんど見かけない。
D.尾びれの付け根に黒点がないタイプ
少数でのまとまった輸入や混じりで稀に見るタイプ。
若魚ではラインが金色やオレンジ色に見えることもあり金線系テトラと混同されやすい。
こんなにも同じ名で呼ばれている魚がいたら、
学名が決定しないのも無理ないように思えるのだが、皆さんはどう考えるだろうか?
(現在赤目赤線と呼ばれるカラシンの学名は書物では大抵「Hemigrammus sp.」または「Hyphessobrycon sp.」となっている。)
(※学名参照=学名リスト)