ウ.にはその魚の発見者名や生息地名(発見地名)が「""」マークではさんでアルファベット大文字で記されることもある。
特に発見者名が記されるときは「""」は省略されることもある。
(例えばネグロ河で採集されたカラシンだとすると「Hyphessobrycon heterorhabdus "Rio Negro"」と記される。)
学名を日本語訳する時の記述について
学名は本来、ラテン語で表記されるもので、われわれが普段目にする学名は英語に直したものである。日本語に訳すときには英語発音の都合などで、書物によって若干の差異が生じることがある。例えばヘミグラムス属に「Hemigrammus coeruleus」というカラシンがいるが、この種小名のcoeruleusを「コエルレウス」と訳すか、「カエルレウス」と訳すかは書物によって様々である。これは「co」の発音が英語では「KO」と「KA」の2通り考えられるためである。同様に、同じスペルで発音が違ってくるものには「th〜」や「ch〜」、「〜tzi」などがある。「〜tus」は「〜タス」とも「〜トゥス」とも読むことが出来る。コリドラスに「Corydoras trilineatus」という種類がいるがこれは「トリリネアータス」や「トリリネアートゥス」さらに長音を除いて「トリリネアタス」とも読むことが出来る。
学名に関してさらに詳しく>珍カラ学名リスト