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| カージナルテトラ
混じりがよくいる一般種
当然ですが混じり元の魚と混じりは基本的に産地が一致します。以下に混じりがよくいる代表的な種類と混じる種類を挙げてみます。
ほとんどがワイルド個体(最近はオランダブリードもあるので注意)なので高確率で何かが混じる。ショップに行ってまず最初にカージナルテトラの水槽をチェックしてみると良い。
| ゴールデンテトラ(Hem.アームストロンギ、Hem.ロドウェイ)・カージナルテトラによく混じる主な珍カラ
ヘミグラムス・スクマルダエ、赤目金線テトラ各種(Hem.ベロッティなど)、黒点系テトラ各種、ネグログラステトラ、ホタルテトラなど。
プラチナ系のカラシンがよく混じる。過去にスティクタスのプラチナ個体やチトカラックスのプラチナ個体が混じっていたこともある。
問屋の段階ではコペラやペンシルのプラチナも入っていることがあるが、こちらはほとんどが問屋で抜かれてしまうようだ。
| ラミノーズテトラ
最近はワイルド個体は少ないようだが、稀に入荷するワイルド個体には金線系の珍カラが混じる。
他にHem.スティクタスやHem.レビス、Hy.ミノールも混じることがある。
| テトラオーロ
この魚にはケイロドン系の珍カラがたくさん混じるので要チェックだ。ハルテータスカラシンなんかはかなりの高確率で混じる。
| レッドテトラ
この魚は主にブリード個体が流通するが、たまに輸入されるワイルド個体に混じりが入ることがある。しかし混じる確率はそう高くない。ごく稀にダーター系も混じる。
| グリーンネオン
カージナルと生息地が同じため、混じりも似たような種類が多い。コペラ・ナッテリーなども混じることがある。
最近はカージナルにグリーンネオンが混じっていたりするが、グリーンネオンを見つけても仕方ないだろう。カージナル同様、要チェック魚の1つ。
| コリドラス・パンク(Co.レウコメラス)
入荷するほとんどがワイルド、しかも類似種が多いので混じりがいることが結構ある。
同じ産地のコリをチェックしておこう。もちろんワイルドのブラッシングタイプやアルビノタイプの混じりがないかもチェックすべきだ。
| その他のコリドラス
コリドラスでは上記のパンク(正確にはパンクテータス)以外の種類にも色々な珍コリが混じる。ここで代表的なものを少し紹介しておこう。ステルバイにはハラルドシュルツが混じる。ピグマエウスにはエレガンスに似たsp種が混じり、トリリネアタス(主にジュリーの名で流通)にはジュリポレやマスクドトリリネなどが混じる。またすべてのコリドラス(ワイルドで入荷する種)にはロングノーズタイプやショートボディタイプ(バルーン個体と呼ばれる)が混じることがある。アドルフォイにも体側に斑点が入った不明種など多数のコリドラスが混じる。ただ、魚の性質上、ワイルド個体の大量入荷が少ないコリドラスから混じりを入手するのは簡単ではなく、根気強さが必要だ。
[例1.カラシンの混じり抜き]
[左]混じり抜きで入手できたヘミグラムス・ルエルンギ。
混じり抜きでしか入手できないカラシンもいる。
[例2.コリドラスの混じり抜き]
[左]混じり抜きで購入した、Co.sp.ハイフィンロライマ。
ロライマ州からは珍コリが結構来る。
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混じり抜き方法のポイントまとめ
1、何か混じっていたら種類が分からなくても(よっぽど状態が悪くない限り・余裕があれば)購入してみましょう。後で「化ける」可能性がある。
2、混じり抜きをする際は、
・ショップに行ったらまずワイルド個体のカージナルテトラの水槽をチェック!
・カージナルテトラ以外にもワイルド個体の一般種が大量に入荷している水槽をチェック!
・初めてのショップまたはあまり慣れていないショップの場合はとぼけたように、珍カラのこと何も知りませんといった顔で注文する。
・行き慣れて親しいショップの場合は「あの混じってきている珍カラ下さい」と正直に言えばよい。
混じり抜き方法の基本は以上です。このページをご覧になって混じり抜きに成功された方はぜひご一報下さい。