ここでは、ショップに入荷するそのほとんどがワイルド個体で混じりモノも多いカージナルテトラを例にとって説明しよう。
「カージナルテトラの水槽を例に」水槽を凝視して混じりモノがいるか否かをチェック!
まずは混じりモノを抜けそうな魚の販売水槽を探そう。
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上のポイント「ア、イ、」のポイントを押さえれば混じりモノは意外と簡単に見つかるはずです。
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答えは左の写真の赤い丸印の5匹。ここでかなりしっかり見ていた方で混じりモノは「6匹いた」という方もいるだろうが、赤い矢印の種類は「マジナータスペンシル」なのでとくに珍しくもないし、生息地が違うのでカージナルに混じってきたわけでもない。よって混じりモノではないので抜いても意味がない(別の便での入荷なら価格が違うかもしれない。)ことに注意。 |
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さて他にも混じりモノがいる写真を下に用意したのでぜひ参考にしてほしいと思う。赤い丸印が混じりモノだ。なお、具体的にどんな魚にどんな混じりモノがいるかはコチラを参考にしてほしい。
これらの場合は比較的収容されている魚の数は少ないが、キツキツ一杯に収容されていても混じりモノは意外と簡単に見つかるのでぜほチャレンジしてみてほしい。
次は混じりモノを発見したあと、店員さんへ掬ってもらうようお願いするのだが、ここで下手をすると(=かなりの数の中から掬ってもらう手間賃もしくは混じりモノは基本は珍種なのでそれが分かれば、その分上乗せすることがある。)かなりの価格を付けられてしまうことがある。そこをいかにそのままの価格で購入するかを説明したいと思う。
まずはあまり顔馴染みではないショップや初めて行くショップでの混じり抜きの場合は、「とぼける」のが一番よい手法だ。つまり、"私は初心者ですよ〜、珍カラなんて知りません。”といった気持ちを滲ませながら「あのちょっと色が変わったやつ下さい。」などと言ってみる。初めて行くショップでは当然スタッフの知識の度合いが分からない。スタッフが珍カラに詳しくて、珍カラのプレミア性を認識していれば値上げされてもおかしくない。もしスタッフが販売価格に迷っているようなら、相手が価格を言う(決める)前に「これ(=混じり元の魚名)と同じ値段ですよね?」と"同じ値段で当然でしょう”といったニュアンスでこちらから一歩踏み込んで先に価格を確認すると価格を変えられずに済むことが多い。またスタッフ側が先手を打って少し高価な別の魚を指して「この魚の混じりモノです」と言ってきた場合は、こちらの知識を少しだけ披露するといい。つまり「いえ、(産地などの理由から)こちらの魚(=混じり元の魚)の混じりモノだと思います。」とスタッフに訴えてみるといいだろう。
次に顔馴染みのショップでの混じり抜きであるが、この場合は持っている知識を存分に発揮してかまわない。馴染みのショップスタッフならお客が知識のある人だと認識しているから、「この魚(=混じり元の魚)と同じ値段でかまいませんよ。」と言ってくれるはずだ。これもショップとはできるだけ仲の良いほうがいいという所以であろう。
さてここまでで注意していただきたいことがある。それはあまりショップさんに対して強硬姿勢をとらないことである。(あまりしつこく言及しない、無理を言い過ぎない。)先ほど書いたようにまずはショップと仲良くなるのが混じり抜き成功の第一歩であり、混じり抜きによってショップと仲が悪くなるのではもったいない話である。ショップとの仲が悪い方向に向かうことだけは避けたい。混じりモノの価格を上乗せされないために・・・
先に書いたように混じりモノを発見したあと、つまり店員さんへ掬ってもらうようお願いする際、珍種としてのプレミア代金として又は選別代(混じり抜き代)として価格を上乗せされてしまうことがある。これでは混じり抜きする意味がなくなってしまう。これを避けるための方法を提案してみる。
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このページを読まれた方が混じり抜きによって珍カラの魅力にハマることを願ってやまない。